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角川ホラー文庫 再読

最後のオチはちょっと無理矢理だなぁと思った。
別に「有本咲子」を出さなくても良かったのではないだろうか。
(その分ちゃんと物語的なオチをつけてほしかった気が……そのオチのせいで結局
話としてのオチはグダグダになってると思うのだが)

まぁこういう雰囲気な話が好きな人には面白い連作かもしれないが、そうでないと
似たような感じばかりでちょっと……みたいな。

学校を舞台にしているのに、結局登場人物が学生、教師というだけで
ホラーな内容はあまり関係がなかったりするのが……。
生意気を承知で言えば、設定を活かしきれてないような感じ。勿体ない。
# by happiness_riki | 2007-11-12 00:41 | *読書記録 作家ま行

『転校生』森真沙子

角川ホラー文庫 再読

引き続き本棚から発掘。
実際のところ、こうやって本棚から3、4冊抜き出したところで
棚に収まらない本の量からすれば焼け石に水なのはわかっているのだが……。

「音楽室」のように、もうちょっと膨らませて中編くらいで読みたかったなと思うようなのもあれば
題材はともかく、ホラーの部分は無理矢理入れたんじゃないの?ってくらい、意味不明なのもあり。

一冊の本として統一性を出すために「有本咲子」を主人公として連作にしたのだろうが、
主人公に意味ありげな微妙な設定をわざわざ付けたことで、最後にすごい肩すかしというか、
結局それらは何だったんだみたいな気分にさせられた。
最後に全てが一つのストーリーとしてまとまるのかな、小出しにしてきた主人公の設定が
ストンと落ちるのかなと期待しただけに……残念。
# by happiness_riki | 2007-11-10 23:05 | *読書記録 作家ま行
角川ホラー文庫 再読

引き続き。
前作より面白いと思える作品が多かった。
勝手な想像をすると、ホラー作品を書くということに慣れたのかな、みたいな。
(相変わらず生意気!)

ただやはりドラマ出身のせいなのか、展開があまり意外でないのが残念かも。
(偏見?)
# by happiness_riki | 2007-11-08 23:02 | *読書記録 作家か行
角川ホラー文庫 再読

本棚から発掘(他に読むべき本はたくさんあるだろう……)

短編集なのだが、話のレベルにバラつきがある。
正直こんな話で金を取っていいのかと思った話もあるし、もうちょっとヒネっても
よいのでは?と思った話もある。
(生意気!)

作者が元々はテレビドラマ(ふた昔前くらいの結構有名なドラマ)の脚本を手がけたと知って
ちょっと納得。
(話の傾向というか雰囲気)
# by happiness_riki | 2007-11-07 01:00 | *読書記録 作家か行

『喪の宴』森真沙子

角川ホラー文庫 再読

本の整理をしたい!→処分してもよさそうな本(あまり印象に残ってない本)を取りあえず読む
→よし、処分!

なんてやってたらいつまでたっても片付かないのはわかっているのだが……。

角川ホラーが創刊された時、その「ホラー専門」という姿勢にかなり感動し、よほど興味が
わかない作品以外はとりあえず買っていた。
その流れで買ったのだと思うが……まったく覚えていなかった。

なんかよくわからない話が多い。
ホラーだから必ずしも全てが解決する、説明される必要はないのはわかっているのだが、
それにしてもよくわからない。
おしゃれっぽい雰囲気を出そうとしている、という印象だけは強く受けたのだが、肝心の
ストーリーが……なんかよくわからない。
ぶっちゃけどこを怖がったらいいのかすらわからない話もあった……。
# by happiness_riki | 2007-11-02 23:22 | *読書記録 作家ま行