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角川文庫

2005年度「このミステリーがすごい」1位受賞作。

法月さんはあまり読んだことなかったのだが、非常に読みやすいと思った。
特にミステリの場合、事件が起こるまでに退屈しちゃったり読みにくいとか
思ってしまうと、そこが先入観になってどうも辛口の目で見ちゃうこともあるので。

そういう意味では非常に好印象で読み始めたのだが、なかなか事件の盛り上がりが
訪れず、読みやすいわりにはあまり読み進まないという変な状態に……。

そうして時間をかけて読んでしまったせいもあって、面白かったけれど
絶賛するほどの興奮を得られなかったという……ああ、もったいない!

面白かったんだけどね。
面白かったんだけど……でもちょっと地味だよね……?
(最近の派手な驚きがウリのミステリに毒され過ぎか?)

これはむしろ再読で伏線とか確認していく方が楽しいかもしれない。

再読度 ★★★★☆
# by happiness_riki | 2008-01-07 00:02 | *読書記録 作家な行
講談社文庫 再読

「暗黒館」への道は遠く険しい……。

「時計館」でも書いたが、とにかくシチュエーション(雪の山荘系)、構成(二つの場面が交互)が
シリーズ通して似ているので、マンネリ感が否めない。
しかも「時計館」の後だけに、話の規模が小さくなっている感じもあって……確か最初に
読んだときもイマイチと思った記憶があるが、今回も……。

メイントリック?のアレも……逆に規模がアレでビックリというよりポカーンだった。
# by happiness_riki | 2007-12-26 15:37 | *読書記録 作家あ行
講談社文庫

綾辻行人「館シリーズ」をちょっと一休みして。

この短編集、あとがきで作者ご本人が言っているようにかなり番外編的。
おなじみのメンバーは一応出てくるものの、やはりおなじみのあーだこーだ
ディスカッションはほとんどないし。
っていうかみんな揃って出てくることもないに等しいし。

中には「超能力」を扱ってるからチョーモンインシリーズとして並べてるだけで
本当はチョーモンインシリーズでなくてもいいのでは?って感じの作品もあったし。

面白いけど、シリーズとして期待して読むとちょっと寂しいかも。
やっぱり長編でしっかりシリーズ展開が進むような話、読みたいよ−!

再読度 ★★★☆☆
# by happiness_riki | 2007-12-20 23:24 | *読書記録 作家な行
講談社文庫 再読

館シリーズ最大級の大仕掛け。
だけど実際のところそんなの可能なのかなぁと思ってしまった……。

このシリーズ、何がアレかって「館」って括りのせいで、どうしても
シチュエーションが「嵐の山荘モノ」になってしまうってことではないだろうか?

しかも不可解な状況、いわゆる「密室」での殺人が起こって登場人物がどんなに
驚いていても、読者はアレだなってわかっているという……ねぇ?

ここまで4作連続して読んでため息が出ちゃうのは多分そういうことなんだろうな。

この後「黒猫館」そしていよいよ「暗黒館」へと向かう予定でいたが……
ちょっと悩み中。
# by happiness_riki | 2007-12-16 23:35 | *読書記録 作家あ行
講談社文庫 再読

あれ、こんな話だったっけ?

ゲームの印象が強すぎて、最大のオチのアレは覚えていたけど、後は全然
まったく覚えていなかった。

最後、何か含みがありそうな感じだったけど、どーいうことなのか……

というか、主人公目線の物語で、主人公が人付き合いが苦手で内向的で
ウジウジしていて、だと他の人間が何を考えているか全然わからないから
なんかスッキリしない感じ。
しかも結局ウジウジしていたところを差し引いたら、なんかあんまり
内容がないよう……(爆)
# by happiness_riki | 2007-12-12 00:12 | *読書記録 作家あ行