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『業火』パトリシア・コーンウェル

講談社文庫 再読

検屍官シリーズ9作目。

真の宿敵?、キャリーとの決着ならびに前作の未解決事件が解決。

最初からずっと再読してきて思うのは、よりドラマチックにするためにどんどん
身近な人を死なせてるんじゃないだろうな…ってこと。
だってほとんどの作品でケイの身の回りの人が死んじゃうんだもん。原因は
それぞれだけれど、ちょっとさぁ…。

その集大成、というわけでもないだろうが、あの人が死んでしまう本作。
そう、あの人はこの作品で死んだ筈なのにどうして最新作『神の手』に出てくるの?
(まさにこれが一気再読の理由)

ここで『神の手』をパラパラとめくってみたら…文字でかッ! 
児童向けの本じゃないんだから…(最近本がやたら厚い原因はこれか?)

ところで本作、なんか場面転換がわかりにくいなと思う場面がいくつか。
特に地名だけで先の事件現場とは違うよって表わされると、わかりにくいよね…。
by happiness_riki | 2006-01-23 12:52 | *読書記録 作家海外