『玻璃の天』北村薫

文春文庫

このシリーズを読んでいると、つくづく自分は今の時代に生まれてよかったなぁと思う。

たとえこのシリーズの時代に生まれていたとしても、しょせん自分など庶民も庶民、
英子らとはまったくの別世界であることは間違いないが。
それでもこの時代の女性の生き方の窮屈さには耐えられないと思ってしまう。
もっとも庶民はもうちょっと違ったのかもしれないし、
生まれた時からそれが当たり前だとそれを窮屈などとは思わないのだろうとも思うけど。

再読度　★★★☆☆