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講談社文庫 再読

実は「館シリーズ」に関しては、本で読んだ印象よりもゲームの印象の方が
とても強かったりする。
ので、シリーズの順番とか館の見取り図とかは結構ちゃんと覚えているのだが
(中村青司の特徴であるアレも)
肝心のストーリーは覚えていなかったり……。

この「迷路館」もストーリーは全然覚えてなくて、結構ラストで驚いた。
再読なのにお得(笑)

でも作中作の作者、鹿谷門実というペンネームはいまいちイケてないと思う……。

ちなみにゲームとは綾辻行人監修でこの館シリーズをRPGにしたもの。タイトルは
ずばり「ナイトメアプロジェクト YAKATA」
ミステリファンならニヤリとすること間違いなしの内容なのだが、ゲーマー的には
微妙な部分もあるかも……な感じ。
(音楽はメチャいい)
# by happiness_riki | 2007-12-06 23:47 | *読書記録 作家あ行
講談社文庫 再読

オチを知って、あわてて読み返すと確かにアチコチに伏線が貼られている。
見事。

でもゴムの仮面って、すごい蒸れそうだなーと思うのだが……。
# by happiness_riki | 2007-12-01 22:22 | *読書記録 作家あ行
講談社文庫 再読

本当はやっと文庫化された『暗黒館の殺人』を読もうと思ったのだが、
あまりにも前作との期間が開きすぎていたせいで、探偵役の人とかの設定が
すっかり頭から抜けていた。
ぶっちゃけ某氏が『十角館』の犯人だったと勘違いしていた。

そんなわけで思い切って最初から読んでみることに。
(コーンウェルの時もやったなぁ……)

この本を読んだのは本当にたまたま店頭で見かけてで、何の予備知識もなかった。
それは本当に幸せだった。
今回は当然オチを知って読んだわけだけど……
(以下、ネタバレまではいかないけどできれば知らないで読んだ方が幸せなので)

本格というのは原則として「フェア」でなければならないという。
この作品も一応本格としてジャンル分けされている(正確には新本格だけど)。
でも今回、そういう意識で伏線を探しつつ読んでみたが……ちょっと微妙かなぁ。
少なくとも「そうか、ここはそういうアレだったのか!」的な部分はあまり
感じられなかった。
(読解力の問題だったら申し訳ないが)

それともう一つ疑問に思ったのは、島田は最後、それに気がついていたのか?
気がついていたとしたら何故?

このシリーズの難点というかアレなところは(あくまでも自分的に、だが)
探偵役がイマイチ魅力的じゃないことかもしれない
# by happiness_riki | 2007-11-28 21:43 | *読書記録 作家あ行

『心中天浦島』栗本薫

ハヤカワ文庫 再読

文庫の後ろの方に他の本の紹介とか載ってたりするじゃないですか。
ダーティペアの後ろに栗本薫の本紹介が載ってて、そういや結構好きだったなぁとか
思ったら読み返したくなった。
探すのが大変だったけど。

好きだったな、面白かったなという記憶が余計な期待を生んだのか、若干拍子抜け。
昭和56年発行だそうで、まぁやっぱり古い感じもあるし、読んでるこちらの慣れも
あるかもしれないし。

SFをあまり読まない私が言うのもアレだけど、今となっては古典といっても
よいくらいの題材だと思う。
そういう意味ではSF初心者なんかには逆に面白いかも……
(だから昔読んだ時は面白かったのだろう)

これで面白かったら他のも読もうと思っていたけど……どうしようかなぁ。
# by happiness_riki | 2007-11-24 22:14 | *読書記録 作家か行
ハヤカワ文庫 再読

いよいよシリーズ再読もこれでおしまい。
今作は2人のルーキー時代、ムギとの出会い編。
(扱いとしては外伝)

そもそもはインターネットコンテンツ用として書かれた作品のせいなのか、
話のテンポが良い分、書き込みがちょっと甘いというか足りないような気も。
もうちょっと革命軍側のヤバさみたいなのを描いてくれた方が、最後の展開への
繋がりに納得ができたかも、みたいな。

ムギの設定が若干、シリーズ本編で書かれていたのと違っていたが、
なんかこういう理由でパートナーとなったというのはちょっと残念かも。
人情的なことがきっかけで繋がりができたって方が嬉しかったなぁ。
# by happiness_riki | 2007-11-23 14:22 | *読書記録 作家た行