『恋恋蓮歩の演習』森博嗣
2004年 09月 21日
講談社文庫
「航海中の豪華客船 完全密室から人間消失」と文庫の帯にはあったが
これは説明としてはどうかと。
森博嗣Vシリーズ6作目。
御自分のことを今でも作家ではないと思っているのだろうか? シリーズ
全体に通ずる伏線を張ってみたり、謎への解答を小出しにしたり、作家で
ない人が書いているにしては、なんていうか、手が込んでいる。そのせいで
時々「ウガーッ」と思う作品もあるのに、結局読み続けてしまう…思う壷?
今回の作品、ミステリ的部分においては、さほどのネタではない、と思う。
何が謎なのか、と思っているうちに解決、もしくは解決したかのように
終ってしまったような…。
シリーズ全体に通ずる大きな謎(というか、あやふやにしている部分)が
妙に目立ってしまい、本作の謎が霞んでしまったとも言えるかも。
でもとりあえず本作のメインの謎は絵の行方であって、人間消失は違うと
思うが。だって、落ちたってことになってたんだし。可能性として上がって
いたけれど…むしろそれがメインの謎になったのは作品に書かれなかった
後日だと思うが(捜査の結果で)
最後のオチにはなるほどと思った。けど、もしかして?とも途中思った。
なんか「そんな感じ」な部分(雰囲気)を感じた人はいると思う。
でもそんなに割り切れるモノ? それともそれが理系?
ちなみに、Vシリーズ途中まではノベルズで購入していたが、某作品で
あんまりなオチ(と私は思った。世間的な評価は知らない)にキレ、本当は
それ以後はもう読まん!と思っていたが、文庫落ちしたのをきっかけに
続きを購入することに(結局それなりに好きな作家さんなわけで…)。
オチに驚いた度 ★★★☆☆
「航海中の豪華客船 完全密室から人間消失」と文庫の帯にはあったが
これは説明としてはどうかと。
森博嗣Vシリーズ6作目。
御自分のことを今でも作家ではないと思っているのだろうか? シリーズ
全体に通ずる伏線を張ってみたり、謎への解答を小出しにしたり、作家で
ない人が書いているにしては、なんていうか、手が込んでいる。そのせいで
時々「ウガーッ」と思う作品もあるのに、結局読み続けてしまう…思う壷?
今回の作品、ミステリ的部分においては、さほどのネタではない、と思う。
何が謎なのか、と思っているうちに解決、もしくは解決したかのように
終ってしまったような…。
シリーズ全体に通ずる大きな謎(というか、あやふやにしている部分)が
妙に目立ってしまい、本作の謎が霞んでしまったとも言えるかも。
でもとりあえず本作のメインの謎は絵の行方であって、人間消失は違うと
思うが。だって、落ちたってことになってたんだし。可能性として上がって
いたけれど…むしろそれがメインの謎になったのは作品に書かれなかった
後日だと思うが(捜査の結果で)
最後のオチにはなるほどと思った。けど、もしかして?とも途中思った。
なんか「そんな感じ」な部分(雰囲気)を感じた人はいると思う。
でもそんなに割り切れるモノ? それともそれが理系?
ちなみに、Vシリーズ途中まではノベルズで購入していたが、某作品で
あんまりなオチ(と私は思った。世間的な評価は知らない)にキレ、本当は
それ以後はもう読まん!と思っていたが、文庫落ちしたのをきっかけに
続きを購入することに(結局それなりに好きな作家さんなわけで…)。
オチに驚いた度 ★★★☆☆
by happiness_riki
| 2004-09-21 03:14
| *読書記録 作家ま行