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『狂い咲く薔薇を君に 牧場智久の雑役』竹本健治

光文社文庫

トムの新刊だ〜!
と喜んで購入し、読んだのだが、今回はガッカリだった。

このノリは何なのかと。

もともと「類子」というキャラがあまり好きじゃないせいもあるのだが、
何故学校で事件が起こると「解決するのは自分たち!」となるのか、本当に不明。

トムは美味しいところだけかっさらって行く役割なのだが、
それもなんか本当に表面だけでかっさらうので、
ものすごく薄っぺらい名探偵になってしまっている。

かつてトムがまだ小学生だったころ、やはり軽いノリで事件に臨み
痛い目にあった。
人を殺すくらい追いつめられた犯人に対して、軽い気持ちで臨むことが
どれだけ危険かを、類子と海人もいつか思い知ることがあるのだろうか。

でもこの2人なら全然懲りなさそうだけどね!

再読度 ★☆☆☆☆
by happiness_riki | 2009-08-24 13:59 | *読書記録 作家た行